ホームページ制作でやってはいけない、制作会社への丸投げ

ホームページの制作を初めて依頼しようと考えている方が、陥りがちな失敗を紹介します。ホームページの制作をスムーズに進めたい方は、最後までお読みください。

今回の記事を書いてる人

元雑誌編集記者
オウンドメディアを構築
コンテンツマーケティング

KOZA

雑誌編集記者からWeb業界に転身。SEOの内部要因と外部要因とを踏まえたオウンドメディアを構築。CVが獲得できるコンテンツマーケティングを実践

「ホームページを制作したいが、どうすればいいのか分からない」
という方の中には、「餅は餅屋だから、制作会社に全部任せよう」と考える方がいます。
もちろん、制作会社はプロですから、あなたのイメージに近いデザインのホームページを制作することはできます。
しかし、制作会社に丸投げしたホームページが、成果を上げるのは難しいでしょう。まずは、その理由をお伝えします。そのうえで、何をすべきなのか2つのポイントを紹介しますので、成果を上げるホームページを制作できます。

オープンするお店の準備を工務店任せにする人はいない

あなたがお店のオーナーで、新しいお店を出店しようと考えたとき、必ず商圏を調査するはずです。
お店をオープンする場所は駅から歩いて何分かかるのか、お店から半径2㎞以内に、お客様になってくれる世帯は何件あるのか、といった調査することで、出店したらどのくらいの売上が期待できるのか予想できるからです。
売上が想定よりも低ければ、出店を取りやめることもあるでしょう。

出店を決めたら、どうやってお店のことを知ってもらうのか、立地に合わせてどんなデザインのお店にするのか、考えることは山積みです。
お店を出すとき、考えるのは大変だから、工務店に任せよう、という方はいないでしょう。
もし、丸投げしようものなら、目も当てられない結果が待っていることが分かっているからです。

ホームページを制作するときも、お店を出すのと同じです。
どんな方にホームページを見てもらいたいのか、どうしたら、資料請求を申し込んでくれたり、商品を買ってくれるのか。そのために、ホームページのデザインをどうするのか、どんな機能が必要なのか。
ホームページのコンセプトを自分で考えずに、制作会社に丸投げしたら、どうなるのかは自明の理です。
ホームページの制作にかける費用を無駄にしないためにも、成果を上げるためにも、ホームページの制作を依頼する前に考えておくべきことが2つあります。

自社の商品やサービスが売れている理由を明確にする

ホームページを制作して、成果を上げるためには、自社で扱う商品やサービスがどうして売れているのか、理由を明確にすることです。その理由を制作会社に伝える方は、できれば社長や営業のエースが担当しましょう。

営業のセンスがある方であれば、ホームページに掲載するキャッチフレーズを決めるにしても、明確なコンセプトを持って考えられます。
自社の商品にどんな強みがあるのか。お客様が買ってくれた理由はどこにあるのか。お客様からどんな声が届いているのか。こうした点を踏まえながら、ホームページではこんな打ち出し方をしていきたい、と考えられるからです。

普段は当たり前のように話している営業トークの中に、キャッチフレーズのヒントになることが含まれていることがあります。
お客様の反応がいいときに、どんなことを話しているのか、思い出してください。
ホームぺージの制作を依頼する前に、コンセプトといっしょに、いわゆる「殺し文句」も文章にまとめおくことが、ホームページの成果を上げるために重要なポイントです。

自社の客層を明確にする

商品を買ってくれたり、サービスを利用してくれるお客様のことを、どれだけ知っているでしょうか。年齢や性別、職業や年収といった情報以外にも、興味や関心があること、趣味や行動範囲といったことまで、把握できているでしょうか。

ホームページを制作するとき、お客様のイメージを文章に落とし込みます。これをペルソナと呼びます。ペルソナを作ることで、ホームページを制作するときに、ターゲットにするお客様のイメージを、制作会社と共有することができます。
イメージが共有できれば、ホームページのデザインや文字の大きさ、色使いもペルソナが好むものに合わせられますし、思っていたイメージと違うホームページが出来上がってくることもありません。

商品をよく買ってくれたり、サービスを利用してくれるお客様はどんな方なのか、顧客リストを見直してみましょう。
年齢や性別、学歴や職業、年収といったデータを参考にして、ホームページの制作を依頼する前に、一人のお客様のイメージを文章に落とし込んで、ペルソナを作っておくことが、成果を上げる近道です。